楽器の調達について





個人レッスンの生徒の皆様とアンサンブルのメンバー会員の方々におかれましては、楽器の調達が必要ですが、それぞれ留意点がございます。下記ご参照ください。


その他ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください。





個人レッスン用の楽器





MUSIC INSTRUMENTS FOR PRIVATE LESSONS





音楽の習い事をお始めになる際には、当然のことながら楽器の調達が必要になります。楽器を手に入れる必要に迫られ、レッスンそのものを躊躇される方も少なくないのではないでしょうか。でも幸運なことに、音楽の盛んな東京では、随分安い価格設定での楽器販売が活発です。また楽器のレンタル(リース)も盛んで、バイオリンやピアノも比較的安価で借りていただけます。


まずバイオリンは、初心者用であれば、約1万円前後から実物の楽器をご購入いただけますし、一般的に提供されているレンタル・サービスでは、毎月借りていただく料金が約千五百円から2千円です。このことからも、比較的容易にバイオリンの練習を始めていただくことが可能なのではないでしょうか。


バイオリン選びのポイントは、何よりも体に合ったサイズを考えること。特に、小さいお子様の場合は、大人用の大きな楽器よりも小型の楽器をお使いになる必要がございます。無理に体に合わないサイズの楽器を使われると、上達の妨げとなるため絶対に避けるべきです。そのため、お体の成長が著しいお子様が楽器の購入を検討される場合は、その大きさの種類とタイミングが重要となります。


楽器のサイズは7種類あり、フルサイズの大きさを基準にして、分数で1/16 、1/10 、1/8、1/4、1/2、3/4、4/4と表示されます。大きさを確認するには、実物を楽器店で確認することをお勧めします。日本の楽器屋さんのホームページに(バイオリンパレット)おいて、バイオリンの大きさや選び方についての詳しい説明がありますのでご参照ください。


なお楽器を購入される時期は、ある程度技量がついてからでも決して遅くございません。それまでの間、じっくりとリースの楽器で実力をつけていくのも一つの方法です。また、購入をされたい方であっても、当初からの高価な楽器の購入はお勧めしません。安価な楽器で練習を開始され、ある程度自分好みの音色などが分かるようになられてから、慎重に楽器を選ばれても良いと思います。


当バイオリン教室における個人レッスン用のバイオリン調達について、ご質問等ございましたら、何なりとお気軽にお問合せください。ご購入の際の業者選定等の積極的な助言はできかねますが、一般的な楽器の基礎知識などについては、アドバイスさせていただきます。また、一部のサイズのバイオリンについては、レンタルもご検討いただけます。是非ご相談ください。





次にピアノについてです。練習は生徒さんのご自宅でほぼ毎日していただかなければなりませんので、ご自宅に備えていただくピアノをご購入またはレンタルしていただく必要がございます。


大別されているピアノの種類には、次の3種類がございます。


1.アコースティックピアノ(Acoustic piano)

2.デジタルピアノ(Digital piano)

3.電子キーボード(Electric keyboard)


アコースティックは元来の生のピアノで、もちろん全く自然な音を発します。デジタルは、指のタッチを自然にするための鍵盤の加工や人工的な電子音をアコースティックに似せるために工夫されて作られたピアノです。電子キーボードは、ピアノの自然な音や指のタッチについては、かなりアコースティックからはかけ離れますが、電子音でピアノの音を再現します。鍵盤の部分のみをうまく配列した、持ち運び可能なキーボードもございます。


本格的にピアノのテクニックを習得されたい方は、アコースティックのピアノで練習をすべきですが、購入の場合の価格が高額となるため、予算的な妥協をされるなら、初心者の当初はデジタルでも問題ございません。また中古ピアノの方も多く販売されていて、お値段も手頃になっているため、予算を考慮して多種多様な選び方ができます。ただし、テクニック重視でピアノを志されるならば、当初からデジタルや電子キーボードの利用は避けるべきかもしれません。


また、アコースティックピアノには、次の2種類がございます。


1.グランド・ピアノ(Grand piano)

2.アップライトピアノ(Upright piano)


グランドピアノは、大屋根と呼ばれる大きな蓋と長短の弦、響板、鋳鉄フレーム、三本の脚注が構造体となる、本格的なピアノです。響板が水平方向に配置されるため、設置には広いスペースが必要になります。コンサートやリサイタルなどにも使用され、大きく豊かな音が出ます。


一方、アップライトピアノは、響板を垂直方向に立てて奥行を短くしたピアノです。スペースを節約できる箱型のピアノで、主に家庭用や学校用として使用されます。


グランドピアノについては、ある程度、音楽の道を目指されたり、かなりピアノにご興味のある方にはお勧めですが、それ以外の方であれば、ご購入・レンタル共に高額となるため、慎重にご検討いただければと思います。音楽の表現力や技巧は、アップライトピアノでも十分に習得いただけると思います。


当教室でピアノの個人レッスンをお受けいただく皆様には、色々とご相談をさせていただきます。レッスンをお始めになる前に、お問合せください。



バイオリン、ピアノ両方について言えますが、楽器を調達される際には、インターネットやカタログ販売でも可能ですが、楽器店もご利用になって実物をご覧になられる方が良いかもしれません。


レンタル、あるいはご購入される、いずれの場合でも、東京都内には楽器店が数多くあります。実際のサイズや実物の大きさを確かめてみるためにも、お店に立ち寄られても良いでしょう。


当教室の生徒さんが楽器のリースや購入を検討される際には、一般的な楽器の知識についてはご助言できます。販売業者や楽器そのものの選択に関するアドバイスはできかねますが、お気軽にお尋ねください。





アンサンブル・メンバーの楽器





MUSIC INSTRUMENTS FOR ENSEMBLE MEMBERS





アンサンブルメンバーとしてご応募いただく方々の多くは、すでに楽器をお持ちでいらっしゃるかと思います。慣れ親しんだ楽器でアンサンブルにご参加ください。もし、手元に楽器をお持ちでない場合は、リースやご購入など様々な方法がございますので、お気軽にお問合せください。


楽器を全く手にしたことが無い方は、できればある程度音が出せるようになられるまで、個人レッスンをお勧めします。初心者レベルの技巧を習得されてから、楽器の調達をお考え下さい。その際には、ご相談させていただきます。